お歳暮は、日頃お世話になっている方々に、1年の締めくくりにお礼の気持ちを込めて贈るものを言います。よくお中元と同じ意味で捉える人が多いですが、お中元は感謝を込めて夏のご挨拶として贈るものを指すため、お中元とは異なる意味を有しています。お歳暮は、江戸時代に毎年、盆と暮れの時期に長屋の大家さんや取引先に対して、お世話になっている感謝と今後の挨拶を含めて、店子や商人が贈り物を持参していたことが起源になったと言われています。現在では取引関係に限らず、近所付き合いなどでも感謝の気持ちを伝えるために、お歳暮を持参することは多々あります。

お歳暮として贈る物は、ビールやジュースなどの飲み物やフルーツ、肉類などの食べ物が人気です。しかし、当然のことですが贈る際にはマナーがあります。金額関係なしに贈ることがありますが、大体3千円から5千円程度が相場です。ただし、特別にお世話になった人に対するものに関しては、1万円程度でも構わないと言われています。

相手に気を遣わせないという意味でも、非常に高価なものを送ることは相手の気持ちの負担になってしまうことや、逆に安価であっても失礼に値することも考えられるため、この範囲の金額が良いでしょう。お歳暮は、物を購入して贈れば良いというものではなく、相手の気持ちを考えて贈ることが大切です。それは、金額以外にも消費期限や包装の仕方も関係します。また、直接手渡しすることもマナーになるため、相手に失礼のないようにすることも感謝の気持ちを伝えることに繋がります。

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